Ayataの

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Python : Anacondaの起動とHello world!

前回Anaconda環境を構築しました。

ayatalog.hatenablog.jp

今回は起動し、少しだけプログラムを動かしていきたいと思います。

プログラムの実行には大きく分けて二つの方法があります。

 (1) プロンプトに1行ずつ書き込んで対話のように実行していく方法

 (2) まとまったプログラムを書き込んだファイルを読み込む方法

まずは(1)から始めていきます。

 

Anacondaの起動とバージョンの確認

Anaconda Navigatorのアイコンをダブルクリックして起動します。なければWindowsのスタートメニューから探して起動しましょう。

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起動してしばらくするとAnaconda Navigatorのウィンドウが表示されます。一番左上の"CMD.exe Pronpt"を起動しましょう。"Launch"ボタンを押すと起動します。

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起動した段階で、デフォルトのConda環境である(base)が有効になっています。Conda環境が有効になっていると、Pythonを実行できます。

(base) C:\Users\xxxxx\>となっており、その後ろから文字を打ち込むことができるようになっています。(base)は現在のConda環境、"C:\Users\xxxxx\>"は自分がいるフォルダの位置を表しています(xxxxには名前が入っているため塗ってあります)。

"python"と入力して"Enter"を押しましょう。

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Pythonが起動しました。表示を見ると、インストールするときに選んだPython 3.8が起動していることがわかります。

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Hello World(1) : 対話的な実行方法

それでは(1)の対話的方法でプログラムを実行していきたいと思います。

ここでは、Hello Worldという文字列を画面に表示するプログラムを実行します。

>>>のあとに"print("Hello World")"と入力し、"Enter"を押しましょう。すると、入力したすぐ次の行にHello Worldという文字列が出力されました。

"print()"は文字列や数字などを出力する基礎的な関数です。

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Hello World(2) : ファイルから実行

続いて(2)のファイルから実行する方法で、プログラムを実行していきたいと思います。

大まかな流れとしては

 ・エディタを用いて.pyファイルを作成し、プログラムを書き込む

 ・CMD.exe Pronptからファイルを指定し、実行

になります。

今回エディタはPycharmを用います。Anaconda Navigatorに戻り、PycharmのLaunchボタンをクリックして起動しましょう。

 

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Pycharmが起動すると以下のようなウィンドウが開きます。新規プロジェクトの作成をクリックして、プロジェクトを作成します。

 

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新規プロジェクトの作成ウィンドウが出てきます。ロケーションにはプロジェクトを作りたい場所を指定しましょう。画面ではC:\Users\username\Python\helloとなっており、helloフォルダにプロジェクトを作成することになります。

その下には、プロジェクトで使用するPython環境を選択します。"次の環境を使用"の中身が"Conda"になっていればOKです。これで作成をクリックしましょう。

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プロジェクトが作成されると下の画面に移ります。この状態では、まだ何もないためファイルを作成します。

helloが選択された(青くなった)状態で、メニューバーのファイルをクリックし、その中の新規をクリックします。

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新規で作成するものを選択するウィンドウが出てくるので、Pythonファイルを選択します。選択するとファイル名を入力するウィンドウが出てきます。今回は"greeting"というファイル名にしました。入力して"Enter"を押すとファイルが作成され、開きます。

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開いたファイルに、(1)と同じように"print("Hello World")と入力して保存します。

これでファイルの準備はOKです。

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ファイルが準備できたので、CMD.exe Pronptに戻って実行しましょう。

実行するためには、先ほど作成したファイルがあるディレクトリ(フォルダ)上で作業を行う必要があります。まずはそこまで移動しましょう。

一旦Pythonから抜けるために、"exit()"を入力して"Enter"を押します。

抜けたら、greeting.pyがあるディレクトリまで移動します。C:\Users\username\Python\helloにあるため、"cd \python\hello"と入力してディレクトリを移動します。(cdはカレントディレクトリを変更するコマンド)

移動した先で"dir"コマンドを打つと、ディレクトリの中身の一覧が表示されます。先ほど作成したgreeting.pyが入っていることが確認できます。

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これで準備完了です。プログラムを実行しましょう。

ファイルを読み込んで実行する場合はpythonを起動する必要はありますせん。"py greeting.py"と入力して"Enter"を押します。すると(1)のときと同様に、Hello Worldと表示されました。

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以上で2パターンの実行方法を試すことができました。

次回は日時を取得するライブラリを使って、簡単なプログラムを作りたいと思います。