今冬は初めて読書用タブレットの第11世代のKindle Paperwhiteを買ってみました。
今まで読書はiPhoneやiPadを使ってましたが、iPhoneじゃ画面が小さいしiPadはそこそこデカくて手軽さが足りない、、。
結論から言えばKindleはそんな不満を一気に解消してくれて、一層読書が捗るようになりました。
- Kindle Paperwhiteの概要
- 電子ペーパーとは
- 第10世代からの進化
- Kindle Paperwhiteのスペック
- 広告ありモデルと広告なしモデル
- 容量は8GBと16GBどちらがいいか
- 使用感
- まとめ
Kindle Paperwhiteの概要
Kindle Paperwhiteは、Amazonから販売されている電子書籍を読むための読書専用端末です。
Kindle Paperwhiteは2012年に発売されてから6機種が展開されており、Kindle通算では第5世代から第11世代になっています。
普通のタブレット端末と異なりディスプレイに電子ペーパーが採用されているため、超低消費電力、高視認性、軽量という特徴を持っています。
電子ペーパーとは
電子ペーパーは最近だと家電量販店の価格表示に使われたりしている技術で、「書換え可能」「電気がなくても表示が残る」というディスプレイと紙の長所をあわせもった表示メディアです。
画像引用:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/08/news017.html
電子ペーパーはマグネットのお絵描きボードと似た表示の原理をしていて、マイクロカプセル内に白と黒のそれぞれ正負に帯電した帯電顔料を持ち、それに正負どちらかの電圧をかけることで白と黒を切り替えることができます。
第10世代からの進化
第11世代Kindeの第10世代から進化した点をまとめます。第10世代からディスプレイが6インチから6.8インチにサイズアップし、さらに可読性が向上しています。またディスプレイがサイズアップしてもベゼルが薄くなったことにより、本体自体のサイズはそこまで大きくなっていません。
Kindle Paperwhiteのスペック
第11世代Kindle Paperwhiteのスペック表です。ついでに他のKindleシリーズのスペックもまとめます。
New Kindle | Paperwhite | Oasis | Scribe | |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 6インチ | 6.8インチ | 7インチ | 10.2インチ |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
容量 | 16GB | 8GB/16GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB |
サイズ | 157.8 mm x 108.6 mm x 8.0 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 196 mm x 230 mm x 5.8 mm |
バッテリー | 数週間 | 最大10週間 | 最大6週間 | 最大12週間 |
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | LED 25個 | LED 35個 |
重さ | 158g | 205g | 188g | 433g |
コネクタ | USB-C | USB-C | micro USB | USB-C |
防水性能 | なし | IPX8等級 | IPX8等級 | なし |
広告ありモデルと広告なしモデル
Kindle Paperwhiteには広告ありモデルと広告なしモデルの2種類があり、違いは以下の通りです。
広告あり | 広告なし | |
---|---|---|
起動時 | スワイプ | スワイプ不要 |
ホーム画面 | 下部にバナー広告 | 広告なし |
スクリーンセーバー | 広告が表示 | 指定可能な壁紙が表示 |
価格 | 8GB ¥14,980 | 8GB ¥16,980 |
広告ありモデルではスクリーンセーバーとホーム画面に広告が表示されます。もちろん読書する時には広告の表示はありません。
ホーム画面でいちいち下にバナー広告が出てくるのは結構ストレスになりそうなので広告なしモデルを選びました。広告の有無で2,000円しか変わらないため、筆者は 断然広告なしモデルがおすすめです!
容量は8GBと16GBどちらがいいか
容量も悩むポイントです。Kindle Paperwhiteの容量には8GBと16GBの2種類があります。ざっくり小説を5MB、漫画を50MBとすると保存可能な冊数は以下のようになります。
8GB | 16GB | |
---|---|---|
漫画 (50MB) | 160冊 | 320冊 |
小説 (5MB) | 1600冊 | 3200冊 |
価格 (広告なしモデル) | ¥16,980 | ¥17,980 |
漫画をメインなら16GB、小説をメインなら8GBで十分と言いたいところですが、 容量が倍で価格が1,000円しか変わらないので16GBを買っちゃいましょう。
使用感
〇目が疲れない
Kindle Paperwhiteは電子ペーパーであり、反射型の表示メディアになっています。それなので採用されているライトもフロントライトであり、直接目に光が入ってこないので目に優しいです。
筆者はスマホのバックライトで目がチカチカしてきてしまいますが、フロントライト方式のKindleでは長時間の読書でも目が疲れないのを実感しています。
〇明るさ・色温度が変更できる
目の疲れやすさに関連しますが、Kindle Paperwhiteでは明るさと色温度の調節が可能です。下の画面は色温度調節0で白系統の色になっており、色温度を上げていくと黄色味がかかっていきます。
またダークモードにも対応しており、目が疲れないための調整がいろいろできます。
〇軽くて持ち運びやすいサイズ感
大きさは大体漫画の単行本と同じサイズで、重さはiPhone14 Plusと同じくらいです。
画面は6.8インチの大きさながらスマートフォン並みの軽さにとどまっており、持ち運びしやすいサイズ感になっています。また、軽いので寝ながらの使用も問題なく行えます。
〇単機能で気が散らない
かなり個人的な感想ですが、Kindle Paperwhiteは読書用で単機能なので通知が来ることもなく読書に集中できます。
iPhoneで読んでいた時は連絡が来たりすると画面に表示されて気が散っていました。ついtwitterを開いてしまうといったこともないので、Kindle Paperwhiteでは紙の本と同じように没頭することができています。
△モノクロのみ対応
Kindle Paperwhiteは、というより電子ペーパーはモノクロのみ対応となっています。(電子ペーパーは現状モノクロか、白・黒・赤の3色です)
それなので小説やモノクロの漫画などの場合は問題ないですが、写真が多い雑誌の場合はカラー部分もモノクロになってしまうので不向きです。
△画面の切り替わり
漫画など色の反転が大きい場合には、画面が切り替わる際に以下のように一瞬表示が重なります。
使い始めた最初は目が慣れなくて結構気になりましたが、1冊読み終わる頃には慣れてそこまで気にならなくなりました。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は第11世代 Kindle Paperwhite実機レビューを紹介しました。
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